座談会

vol.02中堅社員座談会
  • 狩川拓也衣浦工場溶接組立部溶接組立課
  • 青山知裕技術部生産技術課
  • 鈴木優営業部営業課

Qestion.01
「今後どのような仕事をしていきたいか」

狩川
私個人としては、溶接の技術をもっと磨いていきたいですね。大部分はロボット溶接がメインですが、どうしても人の手が必要となる部分もあります。でも私は元々プレス部門に所属していた人間なので、人に誇れるほどの溶接技術がまだないんです。
鈴木
狩川さんは全体を管理・監督する立場なので、直接溶接する機会はあまりないのでは?
狩川
それでも、技術を磨きたいんです。この先もっと機械は進化していくと思いますが、ものづくりを生業とする者として、そこにはこだわり抜きたいんですよ。単純に好きというのもあると思います。
青山
職人気質ですね。部署全体として、何か考えられていることはありますか?
狩川
前に所属していたプレス部門では、一つのラインに対して、複数の人間で取り組む仕事でした。しかし、現在の溶接組立課は複数の小さなラインがあり、一人一人が別々の作業をしています。ですから、一つ一つの課題と向き合い改善し、全体の効率性を高めていきたいです。
青山
私が所属する技術部では、チームで取り組む仕事より、一人一人が責任持って完結させる仕事の方が多いです。ですが、新しいラインを立ち上げる際には部内で一丸となって仕事を進めていく必要があるため、コミュニケーションの機会を普段からもっと増やしていかなければと思っています。
鈴木
コミュニケーションはやっぱり大事ですよね。私は部署内だけでなく、部署の垣根を越えたコミュニケーションをもっと推進していきたいと考えています。例えば、受注から製造ライン立ち上げまでの各部署・各工程の流れも、もっと円滑にできると思っています。現場はどの部署も様々な課題を抱えているため、どうしても自部署の問題に注力しがちになります。でも、営業部というポジションであれば、全体を俯瞰して現場の部署間の調整を行えるのではないかと。すべての部署が後工程へ円滑に仕事を進めていける “活きた仕組みづくり”を、私が中心となって推進していきたいです。
狩川
鈴木さんの意見に私も同感ですね。現場としても、部署間の連携の重要性は痛感しています。私も休憩時間などに、敢えて別部署の休憩スペースに行って、雑談したりします。「最近どう?」みたいな感じで。
青山
休憩時間だからこそ聞ける本音ってありますよね。何気ない会話の中にも改善のヒントがあると思います。
鈴木
みんなで一丸となって会社全体を盛り上げていきたいですね。

Qestion.02
「半谷製作所をどのような会社にしていきたいか」

鈴木
私たちは“ものづくり”の会社である以上、「価格・品質・納期」すべてにおいて、常にレベルアップさせていきたいです。営業部に異動してお客様と接する機会が増えたこともあり、お客様の期待を超えるものを提供したいという思いが強くなりました。そのためには先ほど言ったような、各部署がもっと円滑に仕事できるようにしていく必要があると思っています。
青山
私は現場の人が働きやすい環境を作っていきたいです。製造効率やコスト面の改善と同時に、現場の環境も改善していきたいです。そして、鈴木さんがおっしゃった「価格・品質・納期」の改善は、私たち生産技術の役割が大きいと思います。営業部と連携をとって一緒になって改善していきたいですね。
鈴木
ぜひ一緒にやっていきましょう!生産技術の協力は欠かせないと思っています。
狩川
私は、人材育成をもっと推進していきたいです。元々教育に力を入れている会社でありますが、今以上に、みんなが成長できる会社にしていきたいと思っています。私自身、教育制度に魅力を感じて入社したので、半谷の誇れる企業文化を後世へと引き継いでいきたいです。
青山
教育という面では、社内だけでなく、他社を見る機会を増やしたいと思っています。今でも、出向や技術支援など他社を見る機会はありますが、もっと大勢の人が参加できる「他社見学ツアー」みたない企画をやりたいですね。
鈴木
他社を見るととても刺激になりますからね。私もお客様の会社を訪問することで、気づくことはたくさんあります。
狩川
私は以前、お客様の工場を見学したことがあります。自社の納入部品が、どのような工程を経て新たな製品になっていくか。知識として知っていても、実際に見るとやはり全然違います。半谷の足廻り部品が自動車の基本性能を支えている実感が沸き、同時に責任の大きさを感じました。
鈴木
他社見学ツアー」私も賛成です。学べる機会をどんどん作っていきましょう! 学べる機会といえば、今日のこの座談会の場も、私にとってはとても刺激になりました。他部署の方の率直な意見が聞けて、新たに気づくことがありました。今後例えば、部署間の交流として「ワールド・カフェ」を実施するのも面白いかもしれませんね。

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